事前審査、23チーム中1位。
8月21日に開催された「第31回土木系学生によるコンクリートカヌー大会」。
東北職業能力開発大学校の学生たちが挑んだのは、最小部材厚わずか8mmのコンクリートカヌーでした。
船の名は、白漣(はくれん)。
「軽く、安定して、速いカヌー」を目指し、学生たちがで試行錯誤して完成させた一艇です。
そして、その挑戦を支えた一つが、当社のバルリンクでした。
前年の課題を踏まえ、目標とした完成重量は、40kg、最小部材厚8mm。そして、薄肉化した船体を補強するために採用されたのがバルリンクです。
最小部材厚8mmの曲面を形にするため、200枚もの治具を製作し、5人で6日間かけて型枠を完成させました。
「軽くしたい。でも、強さも必要。」
その両立を目指し、設計・材料・製作のすべてで工夫を重ねたカヌーです。
カヌーの調合や設計などを評価する事前審査では、75点満点中73点を獲得し、参加23チーム中1位という高い評価を受けました。
一方、製作途中に船体の一部が崩壊するトラブルが発生し、完成重量は当初予定の40kgから50kgへ増加。
それでもトップレベルの軽さでしたが、軽量化を限界まで追求した設計は、本番では船体が揺れると側面から浸水する結果となり。総合順位は23チーム中7位となりました。
事前審査1位という成果と、実際に水上へ出たからこそ分かった課題。
学生たちは今回の経験を糧に、すでに来年の挑戦を見据えています。
バルリンクが、次の挑戦も支える。
今回、バルリンクは薄肉化したコンクリートを補強する材料の一つとして採用されました。
コンクリートの可能性を広げようとする学生たちの挑戦に、バルリンクという材料で関われたことを、私たちも嬉しく思います。
そして学生たちは、来年のカヌー製作に向けて、バルリンクに加えて当社の「バルチップMK」の活用も検討しています。
バルチップ㈱はこれからも、コンクリートに新しい可能性を生み出す挑戦を、繊維の力で支えていきます。