最近ニュースで取り上げられることも多い社会インフラの老朽化問題。
本来であれば定期的な点検とともに適切な補修や修繕を行うことが望ましいですが、人員の不足や予算の縮小により対応が間に合わないケースも。
限られた財源や資源の中で維持管理を実現していくことが重要となります。
その中で、国土交通省は道路舗装の長寿命化と維持管理費用の縮減を目指して、高耐久性の材料や新技術の活用を推進しています。
国内においてはアスファルト舗装が主であり、コンクリート舗装は5%程度となっています。
これは高度経済成長期におけるニーズや初期コストの評価が優先されていることなどが要因です。
しかし限られた財源による社会基盤の整備/維持管理という観点からも、初期コストに対する評価だけではなく、舗装の寿命や耐久性、
ライフサイクルコスト(LCC)などを総合的に評価していく必要があります。
例えばコンクリート舗装にすることでLCCを抑制できることが試算されています。
公開元:国土交通省道路局 国道・防災課
国土交通省国土技術政策総合研究所 道路構造物研究部道路基盤研究室
国立研究開発法人土木研究所 道路技術研究グループ舗装チーム
また、バルチップを用いた場合、用心鉄筋も省略できるため施工時間の短縮も可能です
一般的に設計寿命がアスファルト:10年、コンクリート:20年と設定されていますが、
昨今の情勢から設計寿命のさらなる拡大が求められており、PP繊維補強コンクリート舗装に関する研究が進められています。
「ハイブリッド型繊維補強コンクリート舗装に関する研究プロジェクト」
*国土交通省 近畿地方整備局HPより
新都市社会技術融合創造研究会 参考資料
ある実験ではS-N 曲線を用いてコンクリート舗装の理論的設計方法による構造設計を行い、版厚と疲労寿命の関係を算定。
バルチップを1.3vol%添加することにより版厚を約10%減少できるという結果になりました。