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バルチップ打設後7年の経過や如何に
2022.01.14

2015年1月にバルチップ無筋工法で打設した箇所の経過観察を実施しました。

今回経過観察を実施したのは、香川県の某工場の嵩上げコンクリート。

既存土間の上に嵩上げコンを打設しました。その際に、ワイヤーメッシュ代替としてバルチップを使用。

 

 

ひび割れや、繊維の表面露出も全くなく綺麗な状態を維持していました。

よく聞かれる質問の1つに「塗床との相性はどうか」があります。

当物件では色ムラや、繊維が目立つこともなく全く問題ありませんでした。

 

 

 

上記写真を見ていただくと、誘発目地にしっかりとひび割れが発生していることがわかると思います。

バルチップ無筋工法も従来の鉄筋工法と同様に誘発目地が必要となります。

誘発目地にひび割れを集めることで、他の箇所へのひび割れを抑えています。

 

 

 

また、同じ敷地内の土間コンも観察しました。この土間コンは、バルチップを使用せず通常鉄筋工法にて打設しています。

 

鉄筋の工区では、ひび割れの発生もいくつかありました。

今回運良く同じ敷地内で鉄筋区間とバルチップ区間を比較でき、バルチップのひび割れ抑制効果を確かめることができました。

 

今後も10年、20年と経過観察を実施し、情報発信していきます!